目次
売上台帳とは?
売上台帳とは、会社や事業、個人事業主などが仕事で発生する取引での売上を集計した帳簿のことです。日々の売上を、日付、取引先、売上内容、売上金額等を記録します。
給付金申請に必要
持続化給付金
新型コロナウイルスによって、前年同期よりも売上が50%以上減ってしまった事業者は、持続化給付金を申請することができます。
その申請の際に必要な書類として売上が減った該当付きの売上台帳があります。
申請に必要な売上台帳は以下の3つです。
- 経理ソフトから抽出したデータ
- エクセルで作成した売上データ
- 手書きの売上帳のデータ
タイトルは「売上台帳」ではなくとも、該当月の売上がわかるものであれば可能です。
形式は、PDF、JPG、PNGなどの画像形式で送ります。手書きや印刷した売上台帳をどうやって画像形式にしたらいいかわからない場合は、スマホのカメラで明細がわかるように写真をとったもので大丈夫です。
参照:https://www.meti.go.jp/covid-19/yachin-kyufu/index.html
家賃支援給付金
家賃支援給付金の申請にも。売上が減った月や期間を証明するために経理ソフトのデータが必要です。売上台帳を提出する際は、持続化給付金と同様の売上台帳を提出すれば大丈夫です。
参照:https://www.meti.go.jp/covid-19/yachin-kyufu/index.html
https://j-net21.smrj.go.jp/support/covid-19/taisaku/teate/jizoku_kyufu.html
スプレッドシートで売上台帳を作成する方法
Microsoftのエクセルがないという人のために、Googleアカウントがあれば無料で使えるGoogleスプレッドシートを紹介します。
売上計上の年月日、売上の相手先、売上の内容、金額の記載があれば立派な売上台帳になります。
売上台帳に必要な項目
売上台帳に必要な項目は以下の項目です。
- 会社名(事業者名)
- 対象月(対象期間)
- 日付
- 取引の明細
- 金額
- 合計金額
売上台帳としては、販売先や売上内容もわかれば記載のあるほうがよいので、これらがわかりやすく並んだものということになります。
無料テンプレートをコピーする
簡単なテンプレートを用意したので運用に合わせてカスタマイズして使用してください。
![](https://apo-biz.com/blog/wp-content/uploads/2022/01/スクリーンショット-2022-01-25-12.31.12-1024x452.png)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1QTBwlVReZ6HDJBF7swilUdREFlMNWYyAoDHFUKZfkeE/edit#gid=0
- 日付
- 取引先名
- 内容
- 数量
- 単価
- 金額
上記の項目があれば売上台帳になります。
詳細を記入する
上記の項目を入力します。
金額の計算には関数を入れているので、入力するだけで合計が出るようになっています。
その他の作成方法
エクセル
エクセルは上記で説明したスプレッドシートと同様の方法で作成することができます。
手書きでの作成に比べると記入・修正などもラクに行うことができ、ノートに記入するよりも場所をとらずに蓄積していくことが可能です。
手書きで作成
売上台帳を手書きで作成する場合は、下記の内容が入っていれば大丈夫です。
- 会社名(事業者名)
- 対象月(対象期間)
- 日付
- 金額
- 合計金額
売上台帳に書く内容は、あくまでも売上のみなので経費など余計なものはいれないようにしましょう。
売上台帳には、わかりやすいように会社名を記載します。個人事業主やフリーランスの場合は、屋号もしくは氏名を書いておきましょう。
また上記のテンプレートをダウンロードしてから印刷し、手書きで売上台帳に売上明細を記載しても大丈夫です。画像にするには、作成した売上台帳の写真をスマホで撮影し、プリンタのスキャン機能を使ってPDFやJPGにすることも可能です。
会計ソフトで作成
会計ソフトを利用すると、自動で売上台帳を作成してくれます。
売上台帳に手作業で入力する必要がなくなります。
他にも、確定申告に必要な書類作成なども簡単に行えるなどメリットがたくさんあります。
freee(フリー)
freeeは銀行口座やクレジットカードの取引を自動で読み込んでくれる自動ツールです。
収入や支出の勘定科目が豊富なので初心者でも使いやすいのでおすすめです。
スタータープラン | スタンダードプラン | |
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 1,180円/月 | 2,389円/円 |
機能 | ・経理・確定申告にひつような機能・チャットメールサポート・レシート写真保存(月5枚まで) | ・スタータープランの機能・レシート写真保存無制限・様々なレポート機能・消費税申告機能・農業所得の確定申告 |
確定申告書は、質問に答えるだけで数分で作成が可能です。
納税金額も自動で計算し、会計帳簿作成のみならず申請書類関係も簡単に作成することが可能ですのでぜひ使ってみてください。
マネーフォワード クラウド確定申告
マネーフォワードクラウド確定申告は、銀行・クレジットカード・電子マネー・POSレジなどの様々なサービスと連携し、データ入力を自動化してくれます。
各種確定申告に必要な書類も自動で作成ができるためおすすめです。
また、「マネーフォワードME」というアプリもあります。
家計簿に近いため、固定費の入力、口座やクレジットカードの管理もできます。
レシートの読み取り機能やカレンダー機能もあり、見やすさ・操作性の簡単さが魅力的です。
パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 980円/月 | 1,280円/円 | 2,980円/月 |
機能 | ・クラウド会計・クラウド給与・クラウド経費・サポート機能(メール・チャット) | ・パーソナルミニの機能・クラウド請求書 | ・パーソナルの機能・サポート機能(メール・チャットに加えて電話の対応も可能) |
まとめ
今回は、フリーランス・個人事業主向けに売上台帳と持続化給付金の申請について解説いたしました。
給付金を申請する際に、何度も申請不備を指摘され、再申請を強いられている方がたくさんいらっしゃいます。
不備として再申請を求められるケースに
必要な項目が抜けているなどの売上台帳に関する不備が多いと言われています。
不備があればそれだけ給付の支払いが遅れてしまいます。これから申請する人はぜひこちらの記事を参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。