私もいつかは、ネイルサロンを開業したい!
ネイリストの勉強をしている方や現在ネイリストとして働いている方であれば将来的に自分のネイルサロンをやってみたい!!と思う方は少なくないはず。
しかし、技術はあるけど実際、開業するとなるとどれぐらいのお金が必要なのか?
どうやってお客さんを集めるのか?など開業の仕方が分からない。。。という方が多数ではないかと思います。
そこで本記事では、実際に開業するにあたり必要な資格・開業方法・届け出・資金運用などネイルサロンを開業するための周辺知識を徹底解説!!
目次
1:ネイルサロンの市場動向
ネイルサロンを開業するにあたり、まずはネイルサロンの市場について理解していきましょう。
ネイルサロンの市場規模
下の表を見るとわかるようにネイルサービス市場は、2005年の427億円から2020年1750億円に到達、この15年で市場規模は4倍に膨れ上がり急成長を遂げました。
その要因として、
![](https://apo-biz.com/blog/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-15-17.20.27-1024x532.png)
引用元:ネイル白書2020」最新ネイル市場
上記、のグラフを見るとネイルサロン開業するのチャンス!と感じるかもしれません。
ただ、ここで忘れてはいけないのは同業他社の数になります。
ネイルサロンの2020年は過去最高の倒産数
![](https://apo-biz.com/blog/wp-content/uploads/2021/10/スクリーンショット-2021-10-15-17.21.35-1024x939.png)
(出典:ネイルサロンの倒産が増加、過去最多を更新店舗急増で競争激化)
また記憶にも新しいコロナ禍の影響により不要不急の外出の減少や自粛生活の影響も相まって
2014年に全国最多倒産数の18店舗から2020年の19店舗倒産と最多倒産数を記録してしまいました。
ただ、直接お客様からお金を頂くBtoCサービスはネイルサロン業界だけでなく他業界も影響を受けているのでネイルサロンだけ厳しいという訳ではありません。
2:ネイルサロンの開業に資格や許可は必要?
結論からお伝えすると特別な資格や許可は必要ありません。
ネイルサロン新規参入の一番の新規参入し易い理由にもなるのですが、ネイルサロン開業にあたり資格や許可はも必要ありません。
許可の方は、厳密にいうとお住まいの近くの税務署に開業届だけ事前に提出する必要はあります。
開業方法に関しては、「個人事業の開業届が簡単・正確」を参考にしてみてください。
前の章にもあったように資格や許可なしに開業できるということで、多くの方がネイルサロンを開業しています。少しでも差別化するにあたり取得しておいた方がビジネス上有利になる技能・資格が下記になります。
- ネイリスト技能検定試験
⇨詳しく知りたい方はこちら
- JNAジェルネイル技能検定試験
⇨詳しく知りたい方はこちら
- JNA認定ネイルサロン衛生管理士
⇨詳しく知りたい方はこちら
少しでも差別化したいと思う方は、取得してみるのも良いかもしれません。
APOへの導線(粟飯原作成)
3:ネイルサロンの開業時のリスク
非常に低い初期費用で開業できるネイルサロンであるからこそ、意外な落とし穴があります。
国民生活センターへネイルサロンで被害を受けたという相談が寄せられていて最悪なケースは
損害賠償で訴えるなどのケースも考えられるため賠償責任保険などの保険に加入することもオススメです。
4:ネイルサロン開業の2つのタイプと各々の初期費用まとめ
店舗型のネイルサロン
(画像入れるとイメージが湧きやすそうです。)
いわゆるお店に行ってサービスを行うタイプのモデルになります。
店舗型ネイルサロンは開業するあたり、初期費用はどれぐらいでしょうか?
もちろん内装費用にこだわったり、開業する土地の値段により大きく変動はいたしますが
一般的に言われているのが200万円〜300万円前後とされています。
- 店舗の賃貸費(家賃10万円):約80~100万円前後
- 内装費:約20万円〜50万円前後
- 家具代:約10万円~30万円前後
- ネイル用品代:約30万円〜50万円
- 広告費:約5万円〜30万円
- 人件費:X✖️20万円前後?
もちろん上記で列挙した費用より下げることも可能で近年流行っている
DIY(youtubeなど参照した上で)などを駆使し内装費を極力下げたり家具台などもジモティーやメルカリの中古品を使用するなどして費用を抑えられる工夫もできると思います。
自宅型のネイルサロン
(参考画像)
自宅をネイルサロンとして開業するタイプのモデルです。
先程の店舗型のネイルサロンより一層費用感を下げることができますので、とにかく早く開業してみたい方におすすめです。
サービスを行うための机と用品のみ用意すれば開業できます!
20~30万円ぐらいの初期投資でネイルサロンの開業が実現します。
ただ、もちろん店舗に比べ自宅で行うとなると、できることが限られてくるため
店舗以上に創意工夫が必要になり、出張ネイルなどを組み合わせて顧客の獲得や売り上げの確保が必要となります。
※尚賃貸の場合は、一度管理会社に問い合わせて、商いを行えるのか確認が必要となります!
5ネイルサロンを開業したときに発生する仕事
ネイルサロンでは、本サービスのネイルのメンテナンスやデコレーション(ネイルアート)、ネイルカラーなどがありそれ以外に商いを行うあたり必要なタスクが何点か発生します。
- 接客
:お客様によって施術中にお喋りしたい方やお休みになりたい方など様々ですよね?
そういった施術中の対応やお客様を迎え入れる時のご挨拶、レジなど対面での対応が必要とされます。
- 予約管理
:お客様からいただいた来店予約をアナログ電子問わず記録しておかないと、予定がバッティング
してしまう為予め、分かりやすい様に管理しておく必要があります。
近年では小規模事業者のための非常に安価な予約サービスなどもあるためそう言ったものを駆使 してみるとより効果的です。
- 経理
:1日単位、月単位でいくら売り上げて、いくら経費がかかっているのか?あくまで商いなので
税金も払う必要も出てくるので小まめにお金の動きを管理しておく必要があります。
- 従業員の指導・配置
:こちらは皆さんが行いたいネイルサロンの規模によって変わりますが、ネイリストによってクオリティーの差が発生しないためにも日頃から従業員を見ておく必要がります。
また、お客様が一つの時間帯に集中した時に適切に施術を行える様にシフト管理も重要になってきます。
- 顧客管理
:お客様によって、お話しするジャンルが違ったり、施術の前などに含む飲み物の好き嫌い
(例:冷えたお水,あったかいお茶など )、お客様の誕生日(誕生日に合わせた特別なクーポンの作成)などお客のデータを管理しておく必要があります。
- 集客
:星の数ほどあるネイルサロンですから、どのように広告を流すのか?自分達のお店に来る
年齢層や職業などを分析し若ければ若い子向けにSNSを活用した広告を出したり、お客様がお客様の紹介をしやすい・してくれる仕組みを考えたりと一番、頭を使う作業になります。
- 仕入れ
もちろん、施術を行うにあたりお客様に素材を持参してもらってネイルを行うわけにいかないので
月末や月の初めなどに用品を注文しておく必要があります。
また、せっかくやって貰いたいネイルがあるのに素材がなく希望通りのサービスが叶わなくなると
お客様の離脱率も上がってしまうため注意しましょう。
- メニューの開発
オリジナルメニューの開発やメニューの作成により、他店との差別化を計りましょう!
まとめ
- ネイルサロンの市場 市場は大きくなっているものの、同業他社も多いので決して簡単に儲けが出る訳ではない。
- ネイルサロンの開業に資格や許可は必要? 事前に開業届だけお近くの税務署に提出すれば、お店自体は開業できるただ、JNAが主催する検定や資格を持っておいた方が有利である事と万が一の損害賠償請求に備え保険に加入することが必要
- ネイルサロン開業の2つのタイプ ネイルサロンには店舗型と自宅型の二つのタイプがあり、自分のやりたい規模に合わせて開業する。 もちろん店舗型に比べ自宅型の方が費用は安いものの賃貸であれば商いができないマンションがあったりす店舗に比べれ施策を打ちづらいので創意工夫が求められる。
- ネイルサロンを開業したときに発生する仕事 施術以外でも、顧客管理や集客管理、経理に集客と自分でお店を持つとなると行わないといけないタスクが多数発生。 色々なサービスを駆使してタスクを効率的に消化していく必要がある。