エステサロン

エステサロンの開業に必要な5つのステップを解説!資金の目安も紹介

エステサロンの開業に関する2つの基本情報

1.エステサロンの開業に必要な資格

日本国内において、エステティシャンになるために必要な資格はありません。資格がなくてもエステティシャンを名乗り、エステサロンのお店でお客様に施術を行うことができます。

ただし、ボディケア、フェイシャルエステ、痩身などの技術を身に着けるためにはスクールに通うなど技術取得が必要です。そこで一般的には、エステサロンに勤務して技術取得してから独立を目指す方が多いです。

また、フェイシャルエステなどで用いられる顔そり(シェービング)については理容師の資格と保健所への美容所登録が必要になります。

2.エステサロンの開業に必要な届出

エステサロンの開業に必要な届出は開業届です。開業届とは、個人で新たにお金を生む仕事を始めたら開業準備から1か月以内に税務署へ届出が必要な書類になります。

開業届は所得税の申告や屋号で銀行口座を作れるなど様々なメリットがあります。開業する前に事前に提出し、手続きすることも可能ですので、忘れないように早めに行いましょう。

エステサロンの開業に必要となる資金の目安

エステサロンを独立開業する際、開業場所については主に4つの選択肢があります。

1.自宅で開業する場合

自宅でエステサロンを開業する場合、家賃や保証金が掛からないので手軽に開業することが可能です。また、お子様連れの方など通常のお店には通えない方が通いやすいのはかなりメリットです。

ただし、非日常の体験、癒しを求めて来店するお客様も多いのでアットホームすぎるエステサロンにするかはコンセプトをしっかり考えましょう。

2.賃貸マンションで開業する場合

最近は賃貸マンションでエステサロンを開業する方が多くなっています。しかし、大家さんに無断で賃貸マンションでエステサロンを開業してしまうと賃貸借契約の契約違反になってしまう可能性があります。

注意しましょう。

3.テナントを借りて開業する場合

テナントを借りて独立開業されたい場合、営業したいエリアにある不動産に訪問しましょう。一人で独立開業するには、予算の都合でなかなか良いテナントを見つけるのは難しいです。

エステサロンの一部をレンタルサロンとして貸し出している場合は、各種機器の貸出がされる場合もあるので一度相談してみてもよいかもしれません。

4.出張型のサロンで開業する場合

出張サロンは低資金で開業できる形態です。ただし、オールハンドでの技能に自信がある場合は良いですが、美容機器を使用される施術者はコンパクトな美容機器を購入する必要があります。

また、無店舗型での働き方のため、信用を獲得したり、認知してもらうのは簡単ではありません。途中の移動時間も考えると、時間ロスも生まれやすいのでいかに効率的な予約を受けるかがポイントになってきます。

エステサロンの開業までに必要な5つステップ

ステップ1.事業計画を策定して資金を調達する

自己資金のみで開業できれば非常によいのですが、まとまったお金を得るために資金調達は重要です。資金調達には大きくわけて5つの方法があります。

  • 親族からの支援
  • 制度融資
  • 店舗リース
  • 日本政策金融公庫
  • ローンやリース

制度融資は、金融機関と地方自治体・信用保証協会が融資する仕組みで、個人にも低金利で融資を行うことも可能ですが、審査に時間がかかります。

店舗リースは店舗を作ってもらい、店舗作成にかかった費用をリース料として月々支払っていく資金調達方法です。日本制作金融公庫は金利が低く、保証人や担保が不要です。一定の条件を満たせば、誰でも融資を受けるチャンスがあります。

ステップ2.物件の契約や工事を行う

資金の見込みが立ったら、サロンを作りましょう。そのために契約を結びましょう。融資契約や物件契約・内装契約だけでなく、材料業者との契約や一緒に働く方との契約など様々です。

次に店舗作りです。主に内装工事、器具・設備の設置、インフラの設備を行います。内装はサロン内の導線も意識した店舗作りが大切です。また、器具や設備は内装工事のスケジュールに合わせて購入・搬入の手続きをしています。

電気・ガス・水道などのインフラの契約はオーナーが直接行います。電話回線やインターネットの設置も忘れないようにしましょう。

ステップ3.必要な機材や備品を備える

エステサロンを開業するためには、必要な機材や備品も揃えなければなりません。必要なものをリスト化して、足りないものがない状態にしましょう。

  • ベッド
  • ワゴン
  • スツール
  • バスタオル
  • フェイスタオル
  • シーツ類
  • 替えの下着やガウン

最低限必要なものが、ベッドやスツール・ワゴンなどです。大型のものほどスペースも必要になります。ベッドやスツールはお客様にとって心地よいものであるとともに、エステティシャンが使いやすいものを選ぶ必要があります。

エステティシャンの負担になりにくいクッション性のあるものや、高さ調節のできるもの、付属備品の取り外しが簡単なものなどを考慮して選びましょう。

ステップ4.集客をする

開業したての頃は、宣伝にも費用をかけましょう。まずは一度サロンに足を運んでいただかないことには何も始まりません。

特に自宅開業の場合は、住宅街で人目につきにくい立地にあったり、住所の公開に抵抗があったりと集客にはデメリットが多いため積極的なアピールが必要になります。

また、いかにリピーターを増やせるのかが、サロンが生き残るカギとなります。サロンでは、お客様と長時間2人きりで過ごすため、エステ自体に満足してもらうことも大切ですが、あなたの人間性に魅力を感じてもらうことも常連客を獲得する秘訣です。

ステップ5.採用や人材育成を行う

サロン経営は一人でやっている人も多くいますが、全てを一人で行うためとても大変です。本当にしっかりと利益をあげていきたいのであれば、誰か人を採用してチームを編成することをおすすめします。

また、エステサロンは資格がなくても施術が可能ですので、資格を持っていない人材を雇った場合はしっかりと人材育成をしましょう。

まとめ

年々、注目され続けているエステサロンの開業について、開業に必要な準備を紹介させていただきました。開業する物件によって開業費用は大きく変わり、お金をかけずに集客するには、SNSとネット予約、ホームページの作成が必要です。

今回紹介した開業までの流れを確認し、失敗しない開業を目指しましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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