APO

【2022年最新版】パーソナルジムを開業する方法や届出は必要かなど徹底解説!

パーソナルジムを開くために資格は必要? 

パーソナルジムを開くために資格は必要でしょうか?

実は資格は必要ありません。そもそも開業だけではなく、パーソナルトレーナーになるのにすら必須の資格は存在しないのです。柔道整復師・理学療法士・鍼灸師などの国家資格が必要な現場と、パーソナルトレーナーなどが活躍する民間の現場があり、例えばもし自分が「パーソナルトレーナーです」と名乗ればその瞬間からあなたは「パーソナルトレーナー」なんです。

ですが、民間の現場といってもパーソナルトレーナーはお客様の健康や身体をお預かりする仕事です。簡単に名乗れはしますが、専門性と非常に大きな責任を伴う仕事でもあります。

なので、必須ではないのですが、成功を収めるパーソナルトレーナーの多くは資格取得やスクールに通うことで自分のレベルや専門性を高めています。そして、開業をするのであれば他でもない『自分自身』が商品になります。パーソナルトレーナーとしてハイレベルであることが必要なのは言うまでもありませんね。

また開業を目指す皆さんにとって、資格とはいわば『安心材料』。初めてのお客様に対して、自分が怪しいものではなく、しっかりとトレーニングを教えることができますよ、という証明にもなります。

過去に『〇〇というフィットネスクラブで指導していました』『●●パーソナルジムで100名のお客様を担当しました』などのような実績も安心材料になりますね!

特に、パーソナルトレーニングを提供するパーソナルジムは、総合フィットネスクラブなどと違いマンツーマンでの指導。つまり、パーソナルトレーナーの腕だけでお客様に満足して頂かないといけません。さらに、パーソナルジムはお値段も高めです。お客様はそれなりのお金を払うからには、それに見合う効果を期待してパーソナルジムに入会されます。

だからこそ、お客様がパーソナルジム・パーソナルトレーナーを探す際にどれだけ安心感を与えられるかが非常に大切です。

パーソナルトレーナーが取得出来る資格はたくさんあります!

例えば、

NSCA-CPT(NSCA 認定パーソナルトレーナー)

NESTA-PFT(NESTA 認定パーソナルフィットネストレーナー)

JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者資格)

などは大手民間フィットネスクラブの採用基準としてもよく名が挙がる資格です。特にNESTAやNSCAはアメリカを本拠地とする資格であり、国内のパーソナルトレーナーが取得する資格としては2大巨頭です。NESTAは『広く一般の方の健康指導』、NSCAは『アスリートレベルの指導』という特徴があります。これは好みや自分の方向性によって選ぶと良いでしょう。またJATIは日本発祥の資格であり、国内のパーソナルトレーナーにとってはメジャーです。日本人に合う指導が出来るトレーナーを育成する資格団体で、こちらもまた取得しておくと有効な資格と言えるでしょう。

各資格について、パーソナルトレーナーになるには? パーソナルトレーナーの資格の種類、費用一覧の記事をぜひご覧ください。

パーソナルジムを開くための開業の手続きは?

テナントを借りて、個人の自宅やマンションの一室などで、貸しスペースなどを借りてなど、色々な手段がありますが法人化せずにパーソナルジムを開く場合は個人事業となり、その本人は個人事業主となります。

個人の場合は会社を設立する時ほど面倒な手続きはないのですが、税務署へ提出しなければいけない書類があります。それが「個人事業の開廃業等届出書」です。これは、事業を始める人すべてに必要な書類です。

この書類は自宅を事務所または教室にする場合にも、現住所の所轄の税務署に開業後 1 ヵ月以内に提出しなければいけません。ちなみに、手続きは非常に簡単で、必要事項を記載して税務署に持っていくだけです!

開業届は税務署の他にも都道府県税事務所にも個人事業開始申告書を提出することになっています。

ただ、実際には所得が 290 万を超えなければ事業税が発生しないので、この申告書を提出せずに事業を開始する人が多いようです。

しかし、開業届を提出せずに営業していて後々後悔することになったパーソナルトレーナーを多く見てきました。

例えば昨今のコロナ騒動の中で『給付金』『補助金』などがキーワードですが、こちらは各種届けがないと事業主として認めてもらえません。危機になってからの申請では間に合わないケースがほとんどです。

このような緊急事態でなくても、行政により補助金などが用意されている場合もあります。こうした制度を利用したり、いざというときに行政を頼れるように、個人事業主としての開業届を提出することをお勧めします。

ダンベル

パーソナルジムに必要な機材は?

まず、どのようなジムにしたいのかを決めましょう。

たとえば、女性のお客様に多く来てもらいたいのであれば、高重量を扱うようなマシンは必要ありません。本格的なマシンを導入するよりは、内装などにお金をかけるべきです。

また、トレーニング愛好家やスポーツマンに来て欲しいのであればマシンが必要な場合もありますし、競技に特化した器具が必要な場合もありますよね。

この様に、自分の理想とするパーソナルジムの方針や、ターゲットとするお客様によって何を用意すべきかは全く違います。ですからまずは、どのようなジムにしたいか、どのようなお客様に喜んでもらいたいかを決めましょう。

ただ一般的には、フィットネスクラブにあるようなトレーニングマシンを使うのであれば、それなりのお金が必要です。(10 万円以下のマシンから 100 万円以上のマシンと差はあります)

マシンを使わないとしても

・鏡

・フロアマット

・ストレッチポール

・ストレッチマット

・フラットベンチ

・ダンベル

・ケトルベル

・施術台

・トレーニングチューブ

などは必須です。

さらにお客様のことを考えるのであれば、シャワールーム、タオル、お水、アメニティ、トレーニングウェア、シューズなどがあると喜ばれるでしょう。

お金にそれほど余裕がない!という方は、助成金や補助金を利用するのも手です。

例えば、小規模事業者持続型補助金であれば小規模事業者の事業の持続的発展を後押しするため、小規模事業者が商工会・商工会議所の支援を受けて経営計画を作成し、その計画に沿って取り組む販路開拓等の経費の一部を補助してくれます。個人事業主対象に、最大 50 万円、複数の事業者が連携した共同事業には最大 500 万円の補助がされます。

ただし、応募できる期間が決まっていますので、最新情報は中小企業庁のページをこまめにチェックするようにしましょう。(平成28年度はすでに終了しているようです)

パーソナルジムを開いた後の集客は?

大手フィットネスクラブなどでトレーナーとして仕事をされていた場合はお客様がついていることもありますよね。しかし、そういった人脈がない新しい場所でのスタートとなるとやはり新規顧客獲得が必要です。

新規顧客獲得のための正解は実はありません。

地道な活動が大切です。HP を作ったり、チラシを作ったり、SNS や広告なども集客の 1 つの手段でしょう。

集客方法もターゲットや地域によって変わってきます。

もし、20 代〜30 代の働いている女性をターゲットにするのであれば、チラシよりは Facebook 広告やInstagram 広告が相性がいいかもしれません。

地域に根ざしたパーソナルジムを目指すのであれば、近くの飲食店にチラシを置いてもらったり、ポスティングや駅前でチラシを配布したりするのもいいかもしれません。(※チラシ配りは地域の警察署への届け出が必要です)

すでに活躍している先輩パーソナルトレーナーの方々も、あれやこれやと試してみて自分なりの正解を見つけているようですよ!

広告での集客については、下記記事も参考にしてみてくださいね!

結局どっちがいいの!?チラシ広告とfacebook広告を比較してみた!

どのような集客方法をとるにしても、見やすいHP を作るのは必須です。誰もがインターネットを使って、ジムのことを調べます。

しかしHP制作の際に見落としがちなのが、予約ページの作成。予約ページは非常に大切です。

 というのも、HP にたどり着いた後に体験レッスン行ってみようと思ったとしても電話でしか予約ができないとなると、営業時間に電話をしなければならない、そもそも電話は苦手という方にとってはハードルが高くなってしまいます。

パーソナルトレーナーの開業・独立まとめ 

パーソナルジムの開業には、下記 4 つのポイントがあります。

1. 資格もしくは資格に匹敵する安心材料があるか確認しましょう

2. 開業届けを出しましょう

3. 場所や機材を準備しましょう

4. 集客をしましょう

予約管理スマホアプリ「APO」はこちらから
登録はこちらから